地域によって異なる注文住宅の相場
注文住宅の予算は、上物だけを考える場合と土地を含めて購入する場合で、地域によって大きな違いが出ます。まず、すでに土地があって、注文住宅のみを検討する場合は、地価が高い東京を含む大都市圏や地方の中心都市とされる場所では平均床面積が小さくなるため、それに伴って建設費用も抑えられる傾向にあります。逆に、土地の取得を含めた費用となると、地価が高い東京が圧倒的に高額になり、同じ条件の土地と建物を建てる場合は、他の地域の1.3倍から1.5倍の費用がかかるという調査結果が出ています。
地域性を考えたい部分とすべての住宅で検討したい点
注文住宅を建てる場合は、地域によっては考えるべき点があります。例えば、東北や北陸・北海道など雪の多い地域では、勾配のある屋根や熱効率を下げないようなサッシ、断熱材を多く使うことなどが求められます。さらに、玄関から道路までのアプローチ部分の動線を確保できるようにすることも大切です。一方、温暖な気候でリゾート開発などが進む沖縄などのエリアでは、思った以上に土地の値段が高騰している場合があります。そうすると、土地から購入して、台風などの被害を防ぐ効果があるとされる平屋の家屋を建てる場合には、コンパクトな造りでありながら、機能性がある住宅設備を採用することが大切です。
地域を問わず、注文住宅を建てるすべての人が考慮すべきなのは、新築時に組み入れることで、後付けするよりも工事費用を圧縮し、手間を省けるオプションです。例えば、キッチンの衛生面や利便性を上げるディスポーザーや、冬でもはだしで生活できる床暖房、湿気やにおいを吸着できる壁材などを検討できます。
福岡の注文住宅にすれば自分の思う通りの間取り設計が自由に出来るので、より理想に近い住まいが建てられます。